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お父さんやお母さんに、勉強しなさいと言われます。 聞けば、そのお父さんやお母さんも 子供のときに、勉強しなさいと言われたといいます。 なぜ、大人たちは勉強しなさいというのでしょうか。 勉強なんかしなくたって、生きていけるではありませんか。 小学一年生。 字は、たくさん知りません。 一人で、遠くへも行けません。 説明が、うまくできません。 悲しくなって泣いてしまうこともあります。 でも、こんな未熟なこどもたちに 大人たちはみんな微笑んでくれます。 この世に生をうけて、ほんの数年の子供たちを、 大人たちは期待をこめて見守っているのです。 ![]() しかし、こう言われます。 しっかりと挨拶をしなさい。 人の話を、目を見てよく聞きなさい。 忘れ物をしてはいけません。 困っている人を助けなさい。 そうしないとチャンスに会えません。 小学六年生。 計算の早い子供、いろんな漢字を読める子供、 運動の上手な子供、優しい言葉を友人にかける子供。 こんな特技をもった子供たちに、 大人たちはあたたかい微笑みを送ります。 やがてその特技が花のつぼみとなることを 知っているからです。 ![]() しかし、こう言われます。 遅れてはいけません。 休んではいけません。 怠けてはいけません。 約束を破ってはいけません。 ため息はついてはいけません。 そうしないとチャンスに会えません。 中学3年生。 高校2年生。 勉強するのは、なぜでしょう。 |
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